子供にかかるお金(教育費)の平均は? 高校/大学まででいくらかかるのか

子供にかかるお金(教育費)の平均は? 高校/大学まででいくらかかるのか

子供の教育費に関する最新データとしては、2010年7月、日本政策金融公庫が国の教育ローンを利用した世帯を対象として実施した教育費負担に関するアンケート調査のレポートとして、「教育費負担の実態調査結果(勤労世帯)」があります。

これによると、高校入学から大学卒業まで(7年間)にかかる子供1人当たりの教育費の平均額は1,023.6万円。その内訳は、入学費用が高校で48.9万円、大学で95.6万円。在学費用(在学中の費用)が、高校で1年当たり92.5万円、大学で1年当たり150.4万円でした。これを見ただけでも、高校生・大学生の子供をもつ親の教育費負担の重さが分かります。

しかし、教育費負担の実態はこれほど単純なものではありません。上記の入学費用と在学費用は、高校と大学に対して支払われた金額だけを集計したものです。実際の教育費負担には、そのほかに「学校外教育費」があります。これは、一般に高校生までの間に行われている予備校・進学塾・家庭教師等の費用や、習い事・スポーツクラブ等の費用のことです。

やや古いデータですが、文部科学省の「子どもの学習費調査報告書」(平成16年度)によると、学校外教育費の1年間の平均額は、小学2年生で17.9万円ですが、学年が上がるほど高くなり、中学3年生で最高の37.7万円に達します。高校1、2年生で13万円台に下がりますが、高校3年生で再び増加して25.8万円でした。したがって、特に私立の中学・高校に通う子供のいる家庭では、授業料(年間平均80万円以上)を含めて年間平均100万円以上の教育費負担が当たり前となっています。

この記事のタグ

サイト内関連記事

学資保険は本当に必要? 損をしない学資保険の選び方
学資保険は必要? 損をしない選び方|一括資料請求で比較しよう 学資保険がわが家に......
子供の教育費のための貯蓄に、なぜ学資保険が必要か
子供の教育費のための貯蓄に、なぜ学資保険が必要か 子供の教育費が将来必ず大きな......
学資保険の「一時払い」とは? 損なのか、得なのか |一括資料請求で比較しよう
学資保険の「一時払い」とは? 損なのか、得なのか |一括資料請求で比較しよう 学......
学資保険の税金・年末調整・控除・確定申告
学資保険の税金・年末調整・控除・確定申告 ■学資保険も生命保険料控除の対象です......
学資保険の返戻率(戻り率)を計算する
学資保険の返戻率(戻り率)を計算する 学資保険では、「返戻率」(へんれいりつ)と......
「子ども手当」を学資保険に
「子ども手当」を学資保険に 子ども手当を学資保険の保険料に充てるという方法は、あ......
学資保険の審査とは?
学資保険は生命保険の一種であり、一般の生命保険と同様に、加入時に審査があります。......
学資保険の貯蓄性を考える
学資保険の貯蓄性は、返戻率(へんれいりつ)によって判断できます。返戻率とは、支払......
学資保険はいつから? 何歳から?最適な加入時期(年齢)
学資保険のほとんどが、子供が0歳の時から加入できるようになっています。また、中に......
学資保険の解約・見直しの検討
学資保険を中途解約するケースが増えているそうです。長引く不況、経済環境の悪化がそ......
学資保険の月払いの相場は?
学資保険の月払いの相場は? 学資保険の月払保険料に関する正確な統計資料は公表され......
国公立大学費用の相場は?
国公立大学費用の相場は? 国立大学の学費・入学金・受験料は、文部科学省の省令によ......
私立大学費用の相場は?
私立大学費用の相場は? 私立大学の学費(授業料)・入学金(入学料)などの制度や金......
学資保険、二人目はどうする?
学資保険、二人目はどうする? 学資保険は、子供が大学に進学することを前提として加......

▲このページのトップへ